夜のエギングでは、しゃくらずにただ巻きでアオリイカを狙える場面があります。
ただ巻きとは、エギを一定のレンジでゆっくり泳がせ、追ってきたアオリイカに抱かせる釣り方。
常夜灯まわりやシャロー、潮のヨレがある場所では、派手に動かすよりも自然な横の動きが合うことがあります。
ナビゲーターみさき本記事では、夜エギングでただ巻きが使える理由、基本の巻き方、釣れないときの対処法、エギの選び方を初心者向けに解説します。
夜のエギングはただ巻きでもアオリイカを狙える


夜のエギングでは、ただ巻きでもアオリイカを狙えます。
ただ巻きとは、ロッドで大きくしゃくらず、リールを一定の速さで巻いてエギを泳がせる釣り方です。
エギングは「しゃくってフォールさせる釣り」という印象が強いものの、夜はエギを見切られにくく、ゆっくり泳ぐ動きに反応する場面があります。
とくに常夜灯まわりや浅場では、エギを派手に跳ねさせるより、小魚やエビがゆっくり泳ぐように見せたほうが自然です。
ラインに軽くテンションをかけたまま探れるため、イカが触ったときの違和感にも気づきやすくなります。
ただ巻きが使いやすい場面は、以下のような状況です。
- 常夜灯の明暗付近を横に探りたいとき
- シャローでエギを沈めすぎたくないとき
- 風や波でライン操作が難しいとき
- 初心者がアタリを取りながら釣りたいとき
ただし、ただ巻きだけですべての状況に対応できるわけではありません。
アオリイカが底付近にいる日や、潮が動かない場面では、レンジを変えたり、軽くしゃくって気づかせたりする工夫も必要です。



ただ巻きは「遅く、一定に、止める間を入れる」が基本です。


夜エギングのただ巻きのやり方


夜のただ巻きでは、エギを投げて何となく巻くだけでは反応を得にくくなります。
沈める深さ、ロッド角度、巻くスピードを決めてから探りましょう。
エギを沈めて狙うレンジを決める


ただ巻きを始める前に、エギをどの深さで泳がせるか決めておきましょう。
夜のアオリイカは、表層だけでなく中層や底付近にいることもあります。
キャスト後にすぐ巻くのではなく、5秒、10秒、20秒のように沈める時間を変えると、反応が出たレンジを再現しやすくなります。
常夜灯まわりやシャローでは、表層〜中層から探るのがおすすめです。
深さのある堤防や潮通しのよい場所では、中層〜底付近も確認しましょう。



カウントを取ると、エギが泳ぐ深さを整理しやすくなります。


ロッドを構えて一定速度でゆっくり巻く


ただ巻きでは、ロッドを斜め下から正面あたりに構え、ラインに軽くテンションをかけながら巻きます。
ロッドを立てすぎるとエギが浮き上がりやすく、下げすぎると海藻や岩に触れやすくなります。
エギを引っぱるのではなく、同じ層をゆっくり泳がせる感覚で操作しましょう。
巻く速さは、エギの重みをわずかに感じられる程度が目安です。
速く巻きすぎると、エギが不自然に浮いたり、アオリイカが抱く間を作れなかったりします。



エギの重みを少し感じる速さで、スーッと泳がせましょう。
ときどき止めて抱く間を作る


ただ巻きでは、一定速度で巻き続けるだけでなく、途中で短く止める時間を入れましょう。
アオリイカはエギを追ってきても、動き続けるエギには触るだけで終わることも。
数回ハンドルを巻いたら1〜3秒ほど止め、抱く間を作ると掛かりやすくなります。
明暗の境目、潮のヨレ、手元に軽い違和感が出たときは、短く止めるタイミングです。重みが乗ったら、巻きながらロッドを軽く立てて合わせましょう。



巻く・止める・重みを聞く流れを落ち着いて繰り返しましょう。
ただ巻きで釣れないときの対処法


ただ巻きで反応がないときは、釣り方を大きく変える前に、スピード・レンジ・通す場所を見直しましょう。
巻くスピードを落とす


ただ巻きで釣れないときは、最初に巻くスピードを落としてみましょう。
夜のアオリイカは、エギを見つけてもすぐに抱かず、後ろから追いながら距離を詰めることも。
巻く速度が速いと、追いつけなかったり、抱くタイミングを逃したりします。
普段の速さで反応がなければ、半分くらいの速さに落とし、短いステイも入れてみましょう。
エギ交換の前に、まず巻き方を変えるのが効率的です。



迷ったら、まずは少し遅く巻いてみましょう。
表層・中層・ボトムでレンジを変える


同じ場所で釣れないときは、エギを泳がせるレンジを変えてみましょう。
夜のアオリイカは、ベイトを追って表層に浮くこともあれば、中層や底付近で待っていることもあります。
毎投同じ秒数だけ沈めていると、アオリイカのいる層を的確に狙えません。
表層は着水後すぐ、中層は10〜20秒ほど沈めてから、ボトムは着底後に少し浮かせて巻くのが目安です。
根掛かりが多い場所では、底を引きずらないよう注意しましょう。



表層・中層・ボトムを分けて探ると、反応のある深さを見つけやすくなります。
軽くしゃくってからただ巻きに戻す


ただ巻きだけで反応がないときは、軽くしゃくってから再びただ巻きに戻してみましょう。
小さなしゃくりを入れると、エギが左右に動き、離れた位置にいるアオリイカへ存在を知らせやすくなります。
ただし、夜に強くしゃくりすぎると、追っていたイカとの距離が開く場合もあります。
ただ巻きで数m探り、ロッドを軽く1〜2回しゃくり、1〜3秒止めてから再びゆっくり巻く流れがおすすめです。



軽く気づかせて、止めて抱かせる意識で試しましょう。
常夜灯の明暗や潮の変化を狙う


ただ巻きで釣れないときは、エギを通す場所も見直しましょう。
夜のアオリイカは、小魚が集まる場所や潮の変化がある場所で待ち構えることがあります。
常夜灯の明るい中心だけでなく、明暗の境目、堤防の影、潮のヨレ、沈み根や海藻まわりも丁寧に探りましょう。
同じ立ち位置でも、明るい場所から暗い場所へ通す、潮に乗せて斜めに引くなど、コースを変えるだけで反応が出ることがあります。



ただ巻きは、巻き方だけでなく通すコースも大切です。
夜のただ巻きに向いているエギの選び方


夜のただ巻きでは、2.5〜3.0号のエギを基準にすると扱いやすくなります。
2.5号は秋の小型アオリイカや浅場に向いており、3.0号は飛距離を出しやすく、常夜灯まわりや少し沖の潮のヨレを探る場面に便利です。
春の大型狙いでは、3.5号も候補になります。
浅い場所では、シャロータイプやスーパーシャロータイプのように沈下速度が遅いエギを選ぶと、海藻の上や明暗の境目をゆっくり通しやすくなります。
沈みの速いエギは底に触れやすいため、根掛かりが多い場所では注意が必要です。
夜のカラーは、シルエットと見やすさを意識しましょう。
常夜灯の明るい側ではナチュラル系やクリア系、暗い側では赤テープ、紫系、ブラック系なども候補です。



背中が見やすいカラーを使うと、釣り人側もエギの位置を把握しやすくなりますよ!
エギについては、以下の記事でおすすめ製品を紹介しています。初心者向けに選び方も解説しているので、参考にしてみてください。


まとめ|夜エギングのただ巻きはゆっくり見せて抱かせよう


夜のエギングでは、ただ巻きでもアオリイカを狙えます。
ただ巻きは、エギを大きく跳ねさせる釣り方ではなく、一定の層をゆっくり泳がせて抱かせる釣り方です。
常夜灯まわりやシャロー、潮のヨレがある場所では、自然な横の動きが合う場面もあります。
意識したいポイントは、以下の3つです。
- 沈める秒数を決めてレンジを探る
- エギの抵抗を感じる速さでゆっくり巻く
- ときどき止めて抱く間を作る
反応がないときは、巻くスピードを落とす、レンジを変える、軽くしゃくってからただ巻きに戻すなど、少しずつ調整しましょう。
夜のただ巻きは、難しい操作を増やすより、ゆっくり・一定・短く止める動きを丁寧に続けることが釣果につながります。



焦らず、レンジとスピードを少しずつ変えて探ってみてくださいね!








