知っておきたい！エギング「リーダー」の太さ・長さ・おすすめ製品

エギングを楽しむうえで欠かせないのが、PEラインとエギの間をつなぐ「リーダー」。

根ズレ対策に必須のアイテムなので、太さや長さなど使用上のポイントを押さえておきましょう。

本記事では、エギングのリーダーの太さや長さについて解説し、おすすめのエギング専用リーダーもご紹介します。

エギングのリーダーとは｜フロロカーボンラインが主流

エギングのリーダーとは、メインラインのPEラインとエギの間に接続するラインです。

「ショックリーダー」とも呼ばれています。

メインラインのPEラインは根ズレに弱いため、エギに直結できません。

擦れに強いリーダーを介することで根ズレによるラインブレイクを防ぐほか、エギまわりに透明なラインを使うことでイカに警戒される状況も防げます。

リーダーの素材にはフロロカーボンラインとナイロンラインがありますが、耐摩耗性が高く伸びないため感度に優れているフロロカーボンラインが主流です。

また、フロロカーボンラインのほうがナイロンラインよりも屈折率が水に近く、水中でイカから見えにくいメリットもあります。

太さは何号を選ぶ？

エギングのリーダーの太さは、メーカーによっておおよそ1.5～3.0号から選べますが、1.75～2.5号がスタンダードな太さです。

号数を選ぶ際は、釣れるイカのサイズに合わせましょう。

たとえば、サイズの小さい秋なら1.75号、良型が狙える春なら2～2.5号を選ぶといった具合です。

長さはどれくらい？

エギングのリーダーは、1.5m（１ヒロ）ほど取るのが基本です。

1ヒロ（ひとひろ）とは、両手を広げたときの長さを指します。

やや短めの1mほどでも問題ありませんが、あまり短いと根ズレ防止にならないので注意しましょう。

とはいえ、なかには60cmほどの短い長さを取っている方もいます。

結束部がガイドに干渉しないのが短いリーダーのメリットですが、擦れとのバランスを考えて自分なりに研究してみると良いでしょう。

エギング専用リーダーのおすすめ製品

エギングのリーダーの太さや長さがわかったところで、おすすめ製品を見ていきましょう。

ダイワ（DAIWA）エメラルダス フロロリーダー X’LINK

しなやかさながら、「粘り」と「強さ」を両立させているエギング専用リーダーです。

エギの自然な動きを妨げないしなやかさでトラブルを軽減し、確実にターゲットをキャッチできます。

独自の特殊な配合バランスによって生み出された強靭樹脂素材「TOUGH RESIN」を採用。

分子間に架橋構造（クロスリンク）を発生させた「X’LINK」により、強度がアップしています。

ダイワ史上最高の結節強度を実現しているのもおすすめポイントです。

号数別カラーのスプールバンドが付属しています。

サンライン（SUNLINE）ソルティメイト エギリーダーFCハード

フロロカーボンの表面にガラスのように硬いポリマー層を形成しているエギング専用リーダーです。

圧倒的な表面硬度により、擦れを抑えられるのが特徴。

傷が付きにくく、藻・岩礁など積極的に攻めたい場面でおすすめです。

号柄別スプールバンドが付属しています。

サンライン（SUNLINE）ソルティメイト エギリーダーBS

ライン表面をまるでゴムのような弾力のある状態に改質できるエギング専用リーダー。

コーティングのように使用時間とともに剥がれてしまうことのない表面改質技術により、長時間の使用でも性能を維持するのがおすすめポイントです。

ゴムのように形成された特殊ポリマー層が、ハードな岩礁帯などのストラクチャーとの接触時にクッションになるのが特徴。

擦れによるキズを吸収し、ラインブレイクを防ぎます。

「海の中で消える」といわれる、カモフラージュ性能に優れたブラッキーカラーを採用している点にも注目です。

サンライン（SUNLINE）ソルティメイト エギリーダーFC

低伸度のフロロカーボンラインを使用したエギング専用リーダーです。

ロッドのアクションを的確にエギへ伝え、イカのアタリを確実にキャッチするのをサポートします。

岩礁や海藻との接点が多いポイントで活躍する耐摩耗性を備えたおすすめリーダーです。

サンライン（SUNLINE）ソルティメイト エギリーダーSV-Ⅰ

マジカルピンクカラーにより、クリアタイプよりも見やすいエギング専用リーダーです。

とくに、ナイトエギングでPEラインとの接続をサポートします。

シマノ（SHIMANO）セフィア マスターフロロリーダー

使用する樹脂の分子量を多くし、高強度を実現しているエギング専用リーダー。

2重断面構造により締め込みやすく、PEラインとの結束強度を高められるのがおすすめポイントです。

しなやかな風合いでエギが潮になじみやすく、平滑な表面に仕上げています。

バリバス（VARIVAS）アバニ エギング ショックリーダー

オーバーポンド設計のエギング専用ショックリーダーです。

超高感度でかすかなバイトも逃がさずキャッチでき、根ズレや擦れに強い耐摩耗性能を備えています。

適度な比重でエギの沈下速度をサポートし、フォーリングに威力を発揮するのも特徴。

PEラインとの結節でも強度を保て、ビギナーからエキスパートまで使いやすいおすすめリーダーです。

デュエル（DUEL）エギングリーダー

根ズレに強く、イカのバイトをしっかり感知する低伸度と高感度を実現しているエギング専用リーダーです。

しなやかで扱いやすく、PEラインと結束しやすくなっています。

海中で光の乱反射を起こさず、水の屈折率に近いのもおすすめポイント。

スプールに、必要な長さで糸がピタッと止まるジャストストッパーを備えているのも便利です。

エギングのリーダーの結び方

PEラインとリーダーの結束には、さまざまな方法があります。

なかには慣れないと難しい結び方もあるので、自分がもっとも結束しやすく、かつ強いノットを覚えると良いでしょう。。

エギングのリーダーの結束に適しているのが、摩擦系ノットとして人気の「SFノット」です。

SFノットの結束方法は、以下のYouTube動画が参考になります。

エギング専用リーダー比較表

品名	素材	号数	巻き数	カラー	メーカー希望価格
ダイワ エメラルダス フロロリーダー X’LINK	フロロカーボンライン	1.5 1.75 2 2.25 2.5 2.75 3	30m	ナチュラル	1,590円
サンライン ソルティメイト エギリーダーFCハード	フロロカーボンライン	1.5 1.75 2 2.25 2.5 3 3.5 4	30m	クリア	1,700円
サンライン ソルティメイト エギリーダーBS	フロロカーボンライン	1.5 1.75 2 2.25 2.5 3 3.5 4	30m	ブラッキー	オープン価格
サンライン ソルティメイト エギリーダーFC	フロロカーボンライン	1.5 1.75 2 2.5 3	30m	ナチュラルクリア	オープン価格
サンライン ソルティメイト エギリーダーSV-Ⅰ	フロロカーボンライン	1.5 1.75 2 2.5 3	30m	マジカルピンク	オープン価格
シマノ セフィア マスターフロロリーダー	フロロカーボンライン	1.5 1.75 2 2.5 3	30m	クリア	1,600円 3号＝1,750円
バリバス アバニ エギング ショックリーダー	フロロカーボンライン	1.5 1.7 2 2.5 3	30m	ナチュラル	オープン価格
デュエル エギングリーダー	フロロカーボンライン	1.5 1.75 2 2.5	30m	ナチュラルクリアー	オープン価格

エギングのリーダーに関するよくある質問

リーダーはどのくらいで交換すると良いですか？

リーダーは根ズレで傷みやすいので、釣行のたびに変えるのが基本です。

釣行中でも、擦れてザラザラになってきたら交換しましょう。

メインライン用のフロロカーボンラインではダメですか？

ショックリーダー専用ラインのほうが、擦れに強い設計になっているのでおすすめです。

メインライン用のフロロカーボンラインは100～300m巻きで販売されており、お得ということで使いたくなりますが、根ズレによるラインブレイクを防ぐ本来の目的を重視しましょう。

また、ショックリーダー専用ラインは30m巻きなどのスリムなスプールで販売されているので、携帯性を考えた場合も便利です。

見やすい色のリーダーを選ぶべきですか？

エギングでは見やすいカラーリングのPEラインでラインの動きやアタリをとるので、リーダーの色はクリアカラーで問題ありません。

ただし、ナイトエギングではピンクなど色付きのほうが見やすい場合もあるので、シーンに合わせて選びましょう。

まとめ｜エギング専用ショックリーダーで根ズレによるトラブルを防ごう

エギングのリーダーは、PEラインを使用するうえで必須のアイテムです。

とくに、岩場や藻場でエギを底までいったん沈めるのが基本のエギングでは欠かせません。

ただし、PEラインとしっかり結束しないと、すっぽ抜けやラインブレイクの原因になるため注意が必要です。

正しい結束方法を覚え、自信をもってエギングを楽しみましょう。