エギングはほかの釣りと比べてアタリがわかりにくい場合があり、アワセ方に迷ってしまう経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、エギングのアワセ方をシチュエーション別に解説します。
ナビゲーターみさきとくにエギング初心者の方は、参考にしてみてくださいね。
エギを抱いたときのアワセ方
イカがエギを抱いたと感じたら、ロッドの垂直に上げてアワセ1ましょう。
イカがエギにしっかり抱きつくと、ティップに一瞬伝わるようなアタリではなくロッドが重くなったり、引っ張られたりします。
ただし、リールのドラグ2を締めすぎていると身切れ3するので注意が必要です。
イカがエギをしっかり抱いていればフッキング率が高まりますが、ラインのテンションを緩めてはいけません。
エギのカンナ4には返しがなく、ラインを緩めるとバレてしまいます。
ポンピング5はせず、一定のテンションをかけたままリールを巻くのが基本です。
イカパンチしたときのアワセ方
イカが触手でエギを触った際の「イカパンチ6」のアタリでもフッキングする場合もありますが、しっかり乗っているわけではないので、即アワセしても掛かりません。
また、掛かっても足１本のみのケースが多く、バレてしまう場合もあります。
ロッドのティップに「コン」とか「グイ」とか伝わるアタリはイカパンチの可能性が高いので、少し待ってイカがしっかりエギを抱いてからアワセましょう。
テンションがかかっているとイカが違和感を覚えて抱かない場合もあるので、スピニングリールのベールを上げてラインを少し送ってみるのも有効です。
ナビゲーターみさきもしバレても、再度アクションさせると抱いてくる可能性もあります。じっくり誘ってみましょう。
エギを横抱きしたときのアワセ方
イカがエギのボディ側面から抱いた「横抱き」の場合は、しっかり強めにアワセましょう。
イカが抱いた状態を見れないとわかりませんが、横抱きしているのを確認できたらロッドを垂直に立ててしっかりアワセると、イカをカンナ部分へ誘導できる場合があります。
なお、横抱きが多い場合は、エギに不具合が発生している可能性もあるのでチェックしましょう。
エギを足元で沈めてみて、真っすぐな姿勢でフォール7しない場合はシンカーが変形している恐れがあります。
ナビゲーターみさき横抱きに限らず、たまにエギのフォール姿勢を確認してくださいね。
ラインに出る微妙なアタリのアワセ方
ラインの動きが止まったり、ピョンと跳ねたり、スッと張ったりする微妙なアタリは即アワセが基本です。
アタリがラインにしか出ない場合はアオリイカが低活性の可能性が高く、もたもたしているとすぐにエギを離してしまいます。
ただの勘違いですっぽ抜ける場合もありますが、恐れずにわすかな変化を感じたら即アワセしましょう。
ナイトゲームのアワセ方
真っ暗なナイトゲームでは、目でラインの動きやティップの変化を見ながらアタリを取るわけにはいきません。
手元に伝わる感覚だけ頼りなので、違和感があったらアワセるのが基本です。
わずかな違和感でアタリかどうかわからない場合には、ロッドをゆっくり上げる「聞きアワセ」で様子を見ましょう。
ナイトゲームのイカが活性が高いので、ロッドをゆっくり上げて重みを感じてからアワセても乗る可能性が高いです。
サイトフィッシングのアワセ方
イカがエギを抱きにくるのが見える「サイトフィッシング」では、イカが抱いたのを確認できたら即アワセが基本です。
イカがしっかり抱いたとの確証がない場合や、ラインにわずかな変化があった際も即アワセしましょう。
ただし、イカがエギを抱くのが見えると、アワセについつい力が入りがちです。
ナビゲーターみさき新子の小さいイカに対してすばやくシャープにアワセると、身切れしてしまう場合もあるので注意してください。
ボトムでのアワセ方
エギをボトム8にステイさせているときにイカがエギを食ってくる「居食い」の場合は、ロッドやラインにアタリが伝わらないケースがあります。
ロッドに抑え込むような重みを感じたら、アワセましょう。
ただし、根掛かりの可能性もあるので、少しロッドを引いてイカの動きを感じてからアワセるのがコツです。
エギングのアワセに関するよくある質問
- アタリが明確に出たときのアワセ方は？
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ラインが走る・止まる・引き込まれるなど明確なアタリが出たら、迷わずロッドを立ててシャープにアワセを入れるとカンナにしっかり掛かります。
- アタリが分かりづらいときはどうする？
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アタリが不明瞭な時は「聞きアワセ」が有効です。軽くロッドを上げて重さが乗れば即座にしっかりアワセを入れましょう。
- 夜釣りでアタリが見えない時のアワセ方は？
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視覚に頼れない夜は指や手元の感覚に集中しましょう。違和感を感じたら即アワセが基本です。アワセの遅れはバラシにつながります。
- 風が強い日のアワセのタイミングは？
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風でラインが煽られるとアタリが取りにくくなります。ラインスラッグをこまめに巻き取り、ライン変化を感じたら即アワセしましょう。
- サイトフィッシングでのアワセは？
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イカがエギを抱いたのを目視したら、エギが反転したタイミングでアワセると掛かりやすいです。早すぎると失敗しやすいので注意してください。
- バラシを減らすためのアワセの工夫は？
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一呼吸おいて確実に抱かせた後にアワセること。焦って早アワセすると掛かりが浅く、取り込み時に外れる原因になります。
- シャローエリアでのアワセのポイントは？
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水深が浅いとエギを抱いてもイカが逃げるスペースが少ないため、早めかつコンパクトなアワセで十分です。強すぎると身切れします。
まとめ｜状況に合わせて的確にアワセよう
エギングのアタリはさまざまで、状況によって的確にアワセる必要があります。
即アワセや聞きアワセなどを駆使して、１杯でも多くフッキングさせましょう。
ナビゲーターみさき今回の記事を参考にアワセ方をマスターして、これまで以上にエギングを満喫してくださいね。
脚注
- イカがエギを抱いた際に、ロッドを操作してカンナ（針）をイカに掛ける動作。フッキングともいう。 ↩︎
- リールの機能の一つ。ラインに一定以上の負荷がかかった際に、スプールが逆回転してラインを送り出し、ライン切れや身切れを防ぐ。 ↩︎
- カンナが掛かったイカの身が切れてしまい、バレる（逃げられる）こと。 ↩︎
- エギの後方についている、傘状に広がった針のこと。魚釣りの針と違い、返しがないのが特徴。 ↩︎
- ロッドを上げ下げして魚を寄せる動作。エギングではラインが緩む瞬間ができてしまうため、基本的にはおこなわない。 ↩︎
- イカがエギを捕食しようとせず、触手で触ったり叩いたりするアタリのこと。ロッドのティップに「コン」といった短い信号として伝わることが多い。 ↩︎
- エギを沈める（落下させる）動作のこと。エギングではこのフォール中にイカがエギを抱いてくることが多い。 ↩︎
- 水底、海底のこと。エギングではエギを一度ボトムまで沈める「底取り」が基本となる。 ↩︎
