あ行
アオリイカ
エギングの主なターゲット。胴が丸く大型で、春と秋がハイシーズン。

秋イカ
秋に接岸してくるアオリイカのこと。孵化して間もない小型が多く、数釣りが楽しめる時期。初心者にもおすすめのシーズンで、エギは2.5〜3号など軽め・小さめが適している。

アクション
エギを動かしてイカを誘う操作全般のこと。シャクリ・フォールなどを含む。
アゲインスト
風や潮が「向かい風・向かい潮」になっている状態。キャストが難しくなるが、ベイトが寄りやすく、イカの活性が上がる場合もある。
アタリ
イカがエギに触れたり抱きついたりする反応。竿先の微細な変化やラインの動きで判断。
アマモ
海中に生える草(海草)の一種。アオリイカの産卵場所や隠れ家になっており、周辺は好ポイントになりやすい。春先や産卵期に狙いたいエリア。
アワセ
イカがエギを抱いた瞬間にロッドを引いてカンナに掛ける動作。
イカパンチ
イカがエギに抱きつかず、脚で軽く触れて確認するような動き。
イカメタル
おもにケンサキイカやスルメイカなどを狙う、船釣り専用のメタルスッテを使った釣法。エギングとは異なり、ナイトゲームでの数釣りがメイン。メタルスッテ(鉛やタングステンのルアー)とドロッパー(浮力のある擬似餌)を組み合わせて使う。

イカ締め
釣れたイカの神経や脳を締めて鮮度を保つ処理方法。
イカ墨(スミ)
イカが威嚇・逃走時に吐く黒い液体。釣り上げた際に飛び散ることも。
インターラインロッド
ガイドが外側でなくロッド内部に通っているタイプ。風の影響を受けにくいがメンテナンスがやや手間。
エギ
イカ専用のルアー(疑似餌)で、エビに似た形状が特徴。腹部に重り(シンカー)、後端には「カンナ(針)」が付いている。
エンペラ
イカの胴体後方にある三角形のヒレ部分。泳ぎの安定に使われる。釣ったイカの新鮮さや種類を見分ける際の目印にも。
か行
ガイド
ロッドに付いている糸通しのリング。
カーブフォール
エギが曲線を描くように沈むフォール。テンションを少し掛けることで発生する。
キャスト
エギを投げる動作。遠投して広範囲を探るのに有効。
グロー(グロー系カラー)
蓄光(ルミノーバ)塗料を使ったエギのカラータイプ。ナイトエギングや深場・濁り潮で効果を発揮する。
グリップエンド
ロッドの持ち手の末端部分。シャクリやフッキング時の安定感に関わる。
ケイムラ
紫外線発光する塗料のこと。曇り・濁り時に効果的なエギのカラー。
カンナ
エギの後端にある針の部分。イカの足を引っかけてフッキングさせる。
カウントダウン
エギを沈める際に「1、2、3……」と数えて沈下時間を測ること。
カラストンビ
イカの口にある固いクチバシ状の部分。鋭く、人の手を噛むこともあるので注意。
干潮
潮が引いて海水面が最も低くなる時間帯。ポイントの地形が見やすくなるため地形把握には向いている。
ギャフ
釣ったイカを抜き上げる際に使う針付き道具。大型イカを落とさないために使う。
黒潮
日本の南岸を流れる暖流。この影響を受ける地域は年間を通じて水温が安定し、アオリイカが生息しやすい。
Kガイド
富士工業製の自動解除システムを搭載した傾斜ガイド。PEライン使用時にトラブルが少ない。
さ行
潮目
異なる潮の流れがぶつかる境界線。プランクトンやベイトが集まり、イカの好ポイントになる。
潮通し
潮の流れが良い場所のこと。ベイト(エサとなる小魚)が集まりやすく、イカも回遊してくるため有望なポイントとなる。
シャクリ
ロッドを上下に動かしてエギに跳ねる動きを与えるアクション。単発・連続・大シャクリなどがある。

サイトフィッシング
目視でイカの姿を確認しながら狙う釣り方。水の透明度が高いエリアで有効。

サーフ
砂浜。足場が低く広範囲を探れる一方、波や風の影響を受けやすい。
スッテ
イカ用の疑似餌。布巻きタイプやプラスチック製、鉛スッテ(メタルスッテ)などがある。エギとは異なり羽根がなく、主にイカメタル・ヤエン釣りなどで使用。
ステイ
シャクリ後にエギを止めてアピールする間(ま)。アタリが出ることも多い。
スナップ
エギとラインをつなぐ小さな金具。交換に便利。
墨跡(すみあと)
イカが吐いた墨の跡。釣り場に新しい墨跡があれば釣れた証で、イカが近くにいる可能性が高い。
スラック
ラインのたるみ。アタリを取るためにはスラックを管理する技術が重要。

スレイカ
何度もエギを見て警戒心が強くなったイカ。テクニックが求められる。
シェード
岩影や防波堤の影など、イカが潜みやすいエリア。
ジャーク
ロッドを強くシャクって、エギに激しいアクションを与える動作。リアクションバイトを誘発する。
シャロー
浅場のこと。春の産卵期や秋イカのポイントとして狙い目。
シャロースプール
糸巻き量が少ないスプール(リールの糸を巻く部分)。軽量でキャスト性が良く、PEライン専用で使用される。
ショアライン
延々と続く海岸線のこと。
ショートジャーク
小刻みにシャクリを入れるアクション。中層を効率よく探る際に有効なテクニック。
常夜灯
漁港に設置された夜間に灯る灯り。プランクトンやベイトが集まりやすく、ナイトエギングの狙い目。
触腕(しょくわん)
イカの長い2本の脚。エギを抱くときに伸ばして捕らえる。触腕だけで「イカパンチ」することも。
ストラクチャー
水中の障害物(岩、沈み根、テトラなど)。イカの隠れ家になるが根掛かり注意。
た行
ダート(アクション)
エギが左右にキビキビと動くこと。シャクリで意図的に起こす。ダート幅やキレも選択基準。
ダブルハンドル
リールの左右両方にハンドルがあるタイプ。バランスが良く、巻きの安定性がある。
デイエギング
昼間に行うエギング。ナイトとは異なりサイトやリアクションバイトを狙うことも多い。

ティップ
ロッドの先端部分。アタリを感じ取る感度が求められる。
ティップラン
船から真下にエギを落とし、風や潮で流しながら釣るスタイル。繊細なアタリをティップで取る。

テンションフォール
ラインに張りを持たせた状態でエギを沈める方法。アタリが取りやすい。
テープ色
エギの下地カラーを示す。金テープ、赤テープ、虹テープなど。光の反射でアピールの仕方が異なる。
ドラグ
ラインの引き出し抵抗を調整する機構。ドラグが強すぎるとラインブレイク、弱すぎると掛け損ないの原因に。
ドロッパー
イカメタル仕掛けの上部にセットする浮力のある擬似餌。ケンサキイカが中層~上層にいるときに効果的。
ドリフト
潮の流れを利用して、エギを自然に流しながらアプローチする方法。
な行
ナイトエギング
夜に行うエギング。大型が狙えるが、装備と安全対策が重要。

テープ色
エギの下地カラーを示す。金テープ、赤テープ、虹テープなど。光の反射でアピールの仕方が異なる。
ドラグ
ラインの引き出し抵抗を調整する機構。
根掛かり
エギが海底の障害物に引っかかること。ロスト防止には地形把握が重要。
乗る
イカがエギを抱いてフッキングに成功する状態。
ノット
ラインとリーダーなどを結束する方法。FGノット、PRノットなどが定番。
は行
パタパタフット
ダイワのエギに搭載される羽のような部品。波動でイカを誘う。
バーチカルエギング
垂直方向(縦)にエギを操作する釣り方。ティップランもこの一種。
春イカ
春に接岸するアオリイカの大型個体。産卵のために浅場に寄る。警戒心が強くテクニカルな釣りが求められる。

フォール
エギを沈める時間。フォール中にアタリが出ることが多い。
フッキング
イカがエギを抱いた瞬間に掛ける動作。アワセと同義で使われることもある。
ブレイク(地形)
浅場から深場へ一気に落ち込む地形の変化。イカの回遊ルートや待ち伏せポイントになりやすい。
ベイト
イカや魚が捕食する小魚や甲殻類。アジ、イワシ、キビナゴなど。ベイトがいればイカもいる可能性大。
ボトム
海底のこと。アオリイカは底付近に潜んでいることが多く、まずはボトムを探るのが基本。
ま行
マズメ
魚の活性が上がる「朝まずめ・夕まずめ」の時間帯。エギングでも釣果が上がりやすい。
ミオ筋(みおすじ)
潮通しのよい地形。イカが好むポイントとして知られる。
メタルジグ
主に青物用のルアー。エギングとは別だが、併用する人も。
や行
ヤリイカ
体が細長く、槍のような形をしているイカ。秋〜冬にかけて接岸し、エギングでも狙える。アオリイカよりも警戒心が弱く、数釣りが楽しめるのが特徴。

ヤエン
活きアジを泳がせてイカを狙う釣法。エギングとは異なる釣り方。
ら行
ラインブレイク
ラインが切れること。根ズレや合わせミス、ライン劣化が原因。
ラインテンション
糸にかかる張力。張りすぎても緩みすぎてもアタリが取りづらくなる。
ラインスラック
スラックとほぼ同義。たるんだライン。潮受けや風による影響も含む。
ランガン
複数のポイントをテンポよく移動しながら釣るスタイル。広範囲を攻めたいときに有効。
リーダー
メインラインの先に結ぶ太くて強いライン。根ズレ防止やショック吸収の役割。
ローライト
曇天や夕方など、光量の少ない状況。エギのカラー選びに影響する。
わ行
若潮・長潮
潮の動きが鈍い日。イカの活性が低い傾向があるが、繊細な釣りで攻略可能。
ワンド
入り江や湾の奥の地形。イカが溜まりやすい好ポイント。