イカの活性が高い状況でも、風や天候によっては釣りにくく、思い通りに釣果を上げられない場合があります。
とくに、エギングでは「強風」に注意が必要。
風向きによっては飛距離が出せないほか、横風にラインが流されてエギを操作しにくくなります。
そこで本記事では、エギングの風対策にフォーカス。
風が強いシチュエーションでも釣果を上げるコツを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

風を味方につけて、強風下でも釣果アップを目指しましょう。
エギングの風対策4つのコツ・ポイント選び


エギングの風対策として、以下4つのコツを紹介します。



では、それぞれ解説していきますね。
風裏や追い風のポイントを選ぶ


風でキャストしにくい、操作しにくい状況では風の影響が少ない風裏のポイントを選びましょう。
すぐ裏に山があるような場所は、風が比較的に穏やかな場合があります。
とくに、横風には注意が必要。
ラインが風で流されるとアタリを取りづらく、エギの姿勢もくずれて釣りにくくなります。
風裏の場所が見つからないなら、追い風のポイントを探せればベストです。
とくに、強い追い風はロングキャストをサポートしてくれます。
風がキャストしたい方向と垂直になる位置に立ち、高めの軌道でエギを風に乗せるようにキャストするのがコツです。
適度な追い風でも飛距離を稼げるので、ポイントが沖めなら追い風の場所を探すと良いでしょう。
小さくシャクる
風が強い状況で大きくシャクると、ラインが風で膨らんでエギを的確に操作できなくなります。
強風下では余分なラインに対する風の影響をなるべく抑えるためにも、いつもよりも小さくクイックなアクションでシャクるようにを心掛けましょう。
また、風でたるんだラインをなるべく真っすぐにするラインメンディング3も重要です。
キャストしたらすばやくラインスラック4を巻き取って、エギの着水点から自分の立ち位置までのラインが直線になるようにロッドを操作しましょう。
低い堤防で風を避ける
風が強いときは、高い場所ほど影響を受けます。
ラインが風の影響を受けないように、なるべく低い堤防を選びましょう。
また、ロッドの角度を立てると、風の抵抗をもろに受けて操作に影響します。
キャストして余分なラインスラックを巻き取ったら、ロッドティップをできるだけ下げて、風の影響を最小限に抑える工夫も有効です。
とくに、エギングで主流のPEラインは風の影響を受けやすいため、シャクったらロッドを下げてラインをすばやく水面に浸けるようにしましょう。
重いエギ・シンカー追加・細いライン
向かい風でエギを遠くへキャストしにくい状況なら、単純に重たいエギにチェンジするだけでも効果的です。
また、シンカーを追加しても良いでしょう。
なかには、重心移動システム5によってロングキャストしやすいエギが販売されており、どうしても向かい風の立ち位置になるポイントで役立ちます。


さらに効率的に風対策になるのが、細いラインの使用です。
ラインは太いほど風を影響を強く受けます。
いつもより細いラインを巻いた替えスプールを用意しておけば、強風下で役立つかもしれません。
エギングの風対策に関するよくある質問


- 風がエギングに与える主な影響は何ですか?
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風が強いとキャストが不安定になり飛距離が落ちたり、横風でラインがたるんでフォールやシャクリの動きが伝わりにくくなったりします。
- 風速何mまでなら釣りが成立しやすいですか?
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状況によりますが、風速約10m程度までは工夫次第で釣りを成立させやすいという意見が多いです。
- ラインメンディングの具体的な方法は?
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キャスト後すぐにラインフリーの部分を巻き取ります。また、竿先を海面近くに下げてラインを風にあおられにくくするほか、ラインを抑えるなどの操作を併用しましょう。
- 風が強い日に狙う水深・ポイントは?
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浅場では風と波の影響が大きいため、深場の中層〜底付近を狙うことが多くなります。また、港内の水深変化のある場所やベイトが集まりやすい場所を探しましょう。
- 足場・釣り場選びで気をつけることは?
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足場が低いところを選ぶと、風の影響を減らせます。防波堤の内側(港内)や風裏となる地形を選ぶのも有効です。
まとめ|風を味方につけよう


エギングでは、イカの活性が高くても風の影響で思うように釣れないことがあります。
とくに強風下においては、風裏や追い風のポイントを選ぶ、小さくシャクる、低い堤防で風を避けるといった工夫が有効です。
さらに、重いエギやシンカーの追加、細いラインの使用も風対策になるので、準備を整えておきましょう。



風を味方につけて、悪条件下でも快適にエギングを楽しんでくださいね!
脚注