エギングでは、エギの底取りが重要。
とくに初心者の方においては、着底がわかるかどうかは最初の関門といっても過言ではありません。
本記事では、エギの底取りにフォーカスして手順を解説します。

着底がわかりにくい場合の解決策も紹介しますね。
エギの底取りのやり方
エギの底取りは、エギングで釣果を上げるうえでとても重要です。
以下の手順でエギを着底させる感覚をつかんでいきましょう。
手順①
エギが着水したら糸ふけを取る


エギが着水した瞬間にリールのベール1を戻し、たるんでいる余分は糸ふけ(ラインスラック)を巻き取りましょう。
糸ふけが多く出ていると、風や潮でエギが流されてポイントからずれてしまいます。
とくに、強風時は糸ふけが出やすいので、すばやく巻き取ってください。
風や潮でエギが流されてしまった場合はラインを水面につけて、エギとライン、ロッドが自分と一直線上になるように調整しましょう。
手順②
ベールを返してエギをフォールさせる


エギが沈みはじめたら、ベールを返してラインを送り出しましょう。
その際、ラインを張りすぎるとエギが手前に寄ってしまい(カーブフォール2)、ポイントがずれてしまいます。
とくに強風時は、ロッドのティップを水面方向に下げて、ラインが風で流されないようにしてください。
また、水深を把握するために着水から着底まで何秒かかったのか、カウントしましょう。
着底までにかかった時間を覚えておけば、2投目のキャスト時に目安になります。
手順③
着底を確認


エギの着底は、ラインテンションを見て判断しましょう。
着底すると、以下のようにラインに変化が出ます。
- 一定のスピードで出ていたラインがふわっと緩む
- ラインがたるんだまま動かなくなる
着底したら、シャクリ3動作に入りましょう。


エギの着底がわからない場合の解決策
初心者の方で着底がわかりにくいなら、重いエギを使ってみましょう。
重いエギのほうが、ラインの変化やロッドに伝わる感覚がわかりやすくなります。
また、少しロッドを引いてみて何かに当たる感触があれば、着底していると判断できます。
なお、強風時や潮が動いているときはラインの変化がわかりにくいため、できるだけ風裏になるポイントに移動するのがベストです。


エギの底取りに関するよくある質問


- 夜はどうやって底取りするの?
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夜は当然ながらラインが見にくいので、ロッドにかかるテンションで確認します。
キャストしたらラインを張ってカーブフォールさせ、ロッドにかかるテンションを感じ取りましょう。
また、ロッドを少し動かし、何かに触れる感触を探ってみてください。
フリーフォールさせる場合はライトでリールを照らし、ラインの放出具合を確認するのも有効です。
- 潮が速くて底取りしにくい場合は?
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重たいエギに変えるか、シンカーを追加しましょう。
磯場など潮が速いポイントでは、そもそも底を取れない場合があります。
そのような状況ではイカもエギを抱けないので、穏やかになるまで待つか、ポイントを大きく変えたほうが良いでしょう。
- そもそも「底取り」がなぜ重要ですか?
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海底近くには藻場や沈み根などイカの隠れ家が多いため、底を通すことでアタリの機会が増えます。加えて水深を把握し、レンジを正確に探るための基準になります。
- 底取りがうまくできない原因は?
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糸フケが多い、風や潮の影響でラインが流されている、エギが軽すぎて沈降速度が遅いなどが原因になりがちです。
- 風が強いときの底取りの工夫は?
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竿先を海面近くに構えて無駄な糸フケを減らす、ラインを張った状態と緩める状態を使い分ける、必要なら重めのエギを使うなどの対策が有効です。
- 初心者が底取りの感覚を掴むコツは?
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浅くて流れが穏やかな場所で練習する、着底時間を何度も測定してパターンを体で覚える、ロッドやラインの感度を意識することです。軽いエギよりある程度重さのあるものの方が分かりやすいです。
- 水深のある深場のポイントで底取りを成功させるには?
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重めのエギを使い、フォール中のラインが引かれる速度を見ましょう。フォールを止めてラインの変化を意識する、あらかじめ底までのカウントを取っておくことも有効です。
まとめ|底取りの感覚を早くつかもう


エギの底取りは、エギングで釣果を上げるために欠かせない重要な要素です。
はじめは重いエギを使う、なるべく風の影響がない釣り場を選ぶなどして、底取りの感覚を早くつかむようにしましょう。



今回の記事を参考に、しっかり底取りできるようになってくださいね!
脚注