釣りは自然と触れ合えるすばらしい趣味ですが、釣り場は自分だけの場所ではありません。
釣り人同士はもちろん、漁業関連者や近隣住民など、多くの人と空間を共有しています。
エギングを楽しむ際は、釣り場のマナーを守り、誰もが快適に過ごせるよう配慮することが大切です。

本記事では、釣り人として必ず守りたいマナーと、トラブルを防ぐための4つの心がけを紹介します。
エギング釣り場でなぜマナーが必要なのか?


釣り場は公共の場所であり、多くの人が利用する共有空間です。
マナーを守らない一部の釣り人の行動が原因で、釣り禁止になる場所が増えているのも現実。
とくに近年では、以下のような状況が問題視されています。
- ゴミの放置による景観や環境の悪化
- 漁業への妨害や違法な立ち入り
- 騒音や路上駐車など、近隣住民への迷惑
実際に、このような状態が続くことで立ち入り禁止、釣り禁止になるエギング釣り場もあります。
「自分だけが楽しめればいい」という姿勢ではなく、釣り場の環境保全や近隣住民への配慮を最低限のマナーとして心がける必要があるのです。
エギング釣り場を守る4つのマナー
① ゴミは必ず持ち帰ろう


釣り場に放置された空き缶やペットボトル、使用済みの釣り糸やルアーは釣り場の見た目を損ねるだけでなく、環境汚染や生物への影響を及ぼします。
以下のような心がけを持って、釣り場をきれいに保っていきましょう。
- 自分で出したゴミはすべて持ち帰る
- 見つけたゴミは拾って帰る意識を持つ
- 釣り糸・針は生物に深刻な害を与えるため放置しない
小さな心がけが、エギング釣り場を守る大きな力になります。



トングと軍手、ゴミ袋の3点セットを常備しておくのがいいですね。
② 立ち入り禁止区域には入らない


「釣り禁止」「関係者以外立入禁止」などと書かれた場所への侵入は絶対にNGです。
漁港や船の作業エリアでは、見た目には分かりづらくても、立ち入りが禁止されている場所があります。
- 立て看板や柵がなくても、地元のルールがある
- 他人の敷地・漁業関係者の専用エリアになっている
知らなかったでは済まされないので、釣り人の信頼を損ねないよう注意しましょう。
③ 周囲の釣り人や通行人への配慮を忘れずに


釣り座を確保する際、竿や道具を広げすぎていませんか?
必要以上にスペースを取りすぎると、他の釣り人の邪魔になってしまいます。
以下のように、周囲の釣り人や地域住民への配慮を忘れないようにしましょう。
- 堤防など混雑する場所では譲り合いを心がける
- 夜釣りではライトの向きや会話の音量に注意
- 散歩中の人や子ども連れへの声かけも忘れずに
単独釣行であっても、釣り場はみんなで使うものです。



周囲への気遣いが安全につながる点にも留意しておきましょう。
④ キャストする前に必ず後方・周囲を確認


キャスト時のトラブルは、予期せぬケガにつながります。
とくに、混雑している堤防や磯場では後方確認を怠らないようにしましょう。
キャストする前に、左右と後方をしっかり確認しておくと安心です。
エギング釣り場の安全確認は、マナーというより「命を守る行動」といえます。
また、事故が多発すると、やはり立ち入り禁止になるかもしれません。
安全第一にエギングを楽しみましょう。
忘れてはならない「地域や漁業者」への配慮


釣り人の迷惑な行動は、地域住民や漁業関係者にも直接影響を与えます。
以下のような心がけを持って、釣り場を利用しましょう。
- 漁船や網がある場所での釣りは控える
- 民家が近い場所では、騒音・駐車マナーを守る
- 路上駐車は絶対に避け、指定の駐車場を利用する
- 漁港関係者に会ったら、一言挨拶をする
とくに、漁港は仕事場でもあるため、漁業の邪魔になるような行為は厳禁です。
まとめ|マナーを守ってエギングを未来へつなごう


釣り場はみんなのもの。
誰もが気持ちよくエギングを楽しめるようにに、思いやりと配慮を持って行動しましょう。
そして、もし釣り場で誰かが困っていたら、優しく声をかけるのも大切なマナーのひとつです。



マナーとルールを守って、素晴らしいエギングライフを満喫してくださいね。