エギング潮見表

潮見表の見方|まず確認したい4つの項目

潮見表では、大潮・中潮などの潮名だけでなく、「満潮・干潮の時刻」「潮位」「潮位差」「上げ潮・下げ潮」を合わせて確認すると、その日の海面の変化を把握しやすくなります。

エギングの釣行時間を決めるときも、表示された数字を順番に見ていくとわかりやすいでしょう。

満潮・干潮の時刻

満潮は海面が最も高くなるタイミング、干潮は海面が最も低くなるタイミングです。

たとえば、

  • 干潮:14:00
  • 満潮:20:00

と表示されていれば、14時の干潮を過ぎてから20時の満潮へ向かって、海面が上昇していく時間帯になります。

多くの場所では1日に満潮と干潮が2回ずつありますが、場所や時期によって回数が異なる場合もあります。

また、満潮・干潮になる時刻は全国共通ではありません。釣行前は、できるだけ実際の釣り場に近い地点を選んで確認しましょう。

潮位と潮位差

潮位は、決められた基準面から海面までの高さを表した数値です。

たとえば、

「干潮80cm→満潮200cm」

なら、その間の潮位差は120cmです。

同じ地点でも日によって潮位差は変わります。潮名だけを見るより、「今回の干潮と満潮で何cm変化するのか」まで確認すると、その日の海面の動きを具体的に把握できます。

なお、潮位200cmと表示されていても、海底から水面までの水深が2mという意味ではありません。

気象庁の潮位表では、大潮の平均的な干潮面の高さを基準とした「潮位表基準面」からの高さとして潮位を表示しています。潮位表基準面は地点ごとに異なります。

上げ潮・下げ潮

干潮から満潮へ向かって海面が高くなっている状態を「上げ潮」、満潮から干潮へ向かって低くなっている状態を「下げ潮」と呼びます。

たとえば、

干潮14:00

18:00

満潮20:00

なら、18時は上げ潮の途中です。

反対に、満潮が20時で次の干潮が翌2時なら、その間は下げ潮になります。

満潮・干潮の時刻だけでなく、自分が釣りをする時間帯が上げ潮と下げ潮のどちらに当たるのかまで確認すると、潮見表を釣行計画に使いやすくなります。

大潮・中潮・小潮・長潮・若潮

大潮・中潮・小潮・長潮・若潮は、月の満ち欠けや旧暦と潮の干満を結び付けた潮の呼び方です。

おおまかには、

大潮

中潮

小潮

長潮

若潮

中潮

大潮

という周期を繰り返します。

それぞれの特徴は次のとおりです。

潮名特徴
大潮新月・満月の前後で、満潮と干潮の潮位差が大きくなりやすい
中潮大潮と小潮の間にあたる時期
小潮上弦・下弦の月の前後で、潮位差が小さくなりやすい
長潮小潮末期で、満潮・干潮の変化が緩やかになりやすい
若潮長潮の翌日で、大潮へ向かって潮位差が大きくなっていく時期

ただし、潮名の区分は地域によって異なる場合があります。

また、「大潮だから必ず潮が速い」「長潮だからまったく潮が動かない」という意味でもありません。

潮名は、その日が潮の周期のどのあたりに位置しているのかを見る目安として使いましょう。

潮見表は何を基準に作られている?

潮見表は、月や太陽の動きだけから単純に満潮・干潮を決めているわけではありません。

月と太陽によって生じる周期的な潮の変化と、過去に観測された地点ごとの潮汐データなどをもとに、将来の潮位を計算しています。

月と太陽の影響で潮が満ち引きする

潮の満ち引きが起こる主な原因は、月と地球の間に働く力によって生じる「起潮力」です。太陽も潮汐に影響を与えています。

月・地球・太陽がほぼ一直線に並ぶ新月や満月の頃は、それぞれの起潮力が重なるため、満潮と干潮の差が大きくなりやすくなります。

この時期が大潮です。

一方、月と太陽が地球から見て直角方向になる上弦・下弦の月の頃は、それぞれの力が弱め合うため、潮位差が小さくなりやすくなります。こちらが小潮です。

ただし、新月や満月になった瞬間に潮位差が最大になるわけではありません。日本付近では、新月・満月から大きな潮位差が現れるまで1~2日ほどずれる場合があります。

満潮・干潮の時刻は地点によって変わる

同じ日の同じ時刻でも、日本全国で同じように潮が満ち引きするわけではありません。

大陸の位置、湾の形、水深、海流、海水の摩擦などによって、月の動きに対して潮が反応する時間に違いが生じます。

月がその地点の子午線を通過してから満潮や干潮になるまでの時間差を「月潮間隔」といい、地点ごとに異なる値になります。

そのため、東京と大阪、太平洋側と日本海側では、同じ日でも満潮・干潮の時刻や潮位差が異なります。

潮見表を使う際は、都道府県だけで判断せず、釣り場に近い地点を選びましょう。

潮位は地点ごとの基準面から測る

潮見表に表示される「100cm」「200cm」といった数値には、測るための基準があります。

気象庁の潮位表では「潮位表基準面」と呼ばれる高さを基準として潮位を表示しています。

潮位表基準面は大潮の平均的な干潮面の高さを基準に設定されており、地点によって異なります。

そのため、

「満潮200cm」

と表示されていても、

「海底から水面まで2m」

という意味ではありません。

釣りで使う場合は、潮位の絶対値だけを見るより、「干潮80cmから満潮200cmまで120cm上がる」といった変化量を見ると理解しやすくなります。

潮見表と潮流は同じではない

釣りでは「潮が動いている」という言葉をよく使いますが、潮見表で確認できる潮位と、海水の流れを表す潮流は別のものです。

簡単に分けると、

  • 潮位:海面が上下する高さ
  • 潮流:海水が水平方向へ流れる動き

となります。

そのため、大潮で潮位差が大きいからといって、すべての釣り場で強い潮流が発生するとは限りません。

湾の奥、港内、岬、海峡など、釣り場の地形や海域によって水の流れ方は変わります。

潮見表は基本的に「海面がいつ、どのくらい上下するのか」を予測するものと考えておくと、潮流と混同しにくくなります。

エギングでは潮名より「いつ・どのくらい動くか」を見る

エギングで潮見表を使うときは、「今日は大潮だから釣れそう」と潮名だけで判断するより、釣行する時間帯の潮位変化まで確認したほうが実用的です。

たとえば、

干潮14:00・80cm

18:00に釣行開始

満潮20:00・200cm

なら、18時は上げ潮の途中で、干潮から満潮までの潮位差は120cmです。

このように確認すると、

「大潮の日」

という情報だけでなく、

「18時から釣ると、20時の満潮へ向かって潮位が上昇している」

ところまで把握できます。

潮見表を見るときは、次の順番でチェックすると迷いにくくなります。

  1. 釣り場に近い地点を選ぶ
  2. 釣行する日付を選ぶ
  3. 満潮・干潮の時刻を確認する
  4. 満潮と干潮の潮位差を見る
  5. 釣行時間が上げ潮か下げ潮か確認する
  6. 大潮・中潮などの潮名を確認する

潮名は潮の状態を大まかにつかむ目安として使い、実際に釣る時間帯の満潮・干潮、潮位差、上げ潮・下げ潮まで確認すると、潮見表をより実践的に活用できます。

潮見表を利用するときの注意点

本ページの潮見表に表示される潮位や満潮・干潮の時刻は予測値です。

実際の海面は、気圧や風などの影響を受けるため、潮見表の予測と一致しない場合があります。

たとえば低気圧が接近すると海面が予測より高くなったり、強い風によって海水が沿岸へ吹き寄せられたりすることがあります。

釣行時は潮見表だけで判断せず、天気予報、風、波、警報・注意報なども合わせて確認してください。

ナビゲーターみさき

エギングガイドをGoogle検索の「優先ソース」に追加できます。
登録すると、Google検索のトップニュース枠でエギングガイドの記事を見つけやすくなります。

最新情報をチェックしたい方は、下のボタンから追加してくださいね。